今回は青色申告で最大65万円の特別控除をうけるために必要な複式簿記について記事にしたいと思います。
青色申告、白色申告についてはこちらで記事にしています。
まず、複式簿記、単式簿記ですが簡単に言うと簡単なお小遣い帳のような書き方でよいのが単式簿記、逆に借方貸方に分け記載していく必要があるためある程度会計の知識が必要なのが複式簿記と考えてもらえれば良いと思います。
例えを書いていきます。
①3/12に元入金1,000円として事業を始め3/13にガソリンを入れるのに500円現金で支払った場合
まず単式簿記では
日付 | 項目 | 入金 | 出金 | 残高 |
3/12 | 元入金 | 1,000 | 1,000 | |
3/13 | ガソリン代 | 500 | 500 |
こんな具合です。ほとんどお小遣い帳のようなものです。
一方複式簿記での記入を見ていきましょう
日付 | 借方勘定項目 | 借方金額 | 貸方勘定項目 | 貸方金額 |
3/12 | 現金 | 1,000 | 元入金 | 1,000 |
3/13 | 車両費 ガソリン代 | 500 | 現金 | 500 |
このような記載方法になります。初めて見る方には「は?」と思うような記載ですがこのような簿記を作らなくては青色申告で最大65万円の特別控除は受けることができません。
もっと複雑な例で見ていきましょう。
②その後Uberで3/14に1,000円売り上げがあった。その売り上げは3/20にみずほ銀行の口座に振り込まれた。
この場合はまず単式簿記では
日付 | 項目 | 入金 | 出金 | 残高 |
3/14 | 売上高 | 1,000 | 1,500 |
となります。対して複式簿記では
日付 | 借方勘定項目 | 借方金額 | 貸方勘定項目 | 貸方金額 |
3/14 | 売掛金 | 1,000 | 売上高 | 1,000 |
3/20 | みずほ銀行 | 1,000 | 売掛金 | 1,000 |
このような記載になります。
③3/21に事業用の財布からではなく個人の財布から300円をはらってガソリンを入れた
今度は①と似ていますがプライベートの資金を使って事業用のものを購入したケースです。
単式簿記では特に区別なく
日付 | 項目 | 入金 | 出金 | 残高 |
3/21 | ガソリン代 | 300 | 1,200 |
となります。一方複式簿記では
日付 | 借方勘定項目 | 借方金額 | 貸方勘定項目 | 貸方金額 |
3/21 | 車両費 ガソリン代 | 300 | 事業主借 | 300 |
となります。最早意味が分かりません。
私も簿記に関しては勉強は全くしてこなかった人間なのである程度苦労して調べてこの記事を書くことができるレベルになっていますが結構時間が必要でした。これに時間を使うくらいならクラウドで使うことのできる会計ソフトが何種類もあるのでそれを使うことをお勧めします。
私が使っているfreeeというソフトは基本的な知識がほとんどなくても複式簿記が作れてしまうため1から会計を勉強して手書きで作るより時間がかなり短縮されます。それによって簿記に詳しくない人は会計ソフトを使うことでUberで稼働できる時間が増えるため確実に稼ぎは上がると思います。
会計ソフトの中でもクラウドソフトならば出先でも簡単に作業もできますし、私の使っているfreeeはスマートフォンでほとんどの作業はできてしまうのでUberの待機時間なんかに会計作業ができてかなり効率的だと思います。
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[…] この記事で出てきた複式簿記についてはこちらで説明しています。 […]